私はタバコを吸いません。
とても臆病なので、自分が死ぬよりも、自分の大切な人が病気になったり、傷ついたりする方が怖いです。なので、できれば、自分の家族には吸って欲しくないと思ってはいますが、でも、別にタバコが嫌いと言うわけではありません。
もしも喫茶店で、「あいにく禁煙席が一杯なので、喫煙席にご案内してもよろしいでしょうか?」と言われたら、笑顔で「いいですよ」と答えるでしょう。
昔たばこ屋さんの孫娘でした。祖母ももう亡くなりましたが。。
小学生のとき、特にお年玉が近づく冬休みなど、進んで店番のお手伝いをしていました。
そう、タバコを売る立場の人間だったのです。
大人になって薬剤師の職に就きました。
薬局では、時々、患者様の喫煙習慣についておうかがいします。
医療人の厚かましさ、もしくは無神経さを感じる方もあるかもしれません。申し訳ありません。けれど、私たちは結構大真面目だったりします。
タバコを吸う習慣のある人がのむと、副作用の起こる確率がアップする薬剤も実際にいくつかありますし、生活習慣病とタバコの関係もいろいろとあります。
けれど、正直言って、お尋ねして、それをいつも、いわゆる服薬指導に役立てているかと言うと、少なくとも私は、あまり自信は無かったりします。
こんな私が、こういう本をご紹介するのもどうかと思いつつ、、


これまでに印象に残った二人の患者様のお話をします。
お一人目。
とてもインテリジェンスの高い方で、ストレスフルなお仕事をされていました。
主治医の先生から、「タバコをやめないなら診察しない」と言われたこともあるとおっしゃっていました。
「だけどね。これくわえてないと、集中できないし、考えまとまらないし、仕事にならないんだよ」
「いつもくわえてるって、赤ちゃんのおしゃぶりみたいじゃないですか」
「そうそう。。だから、もっと大人になって、定年になったらきっと止められるよ。体に良くないことはよくわかってるしね」
けれども、その数年後、「肺ガンの手術をするので入院する」とおっしゃっていた日から、お会いすることはなくなりました。
ひょっこりと「退院したよ」と、お顔を見せてくださるのを、お待ちしているのですが。。。
もう一人の方は、上の本を教えてくださった方です。
数ヶ月前に「禁煙した」とお聞きしていたので、最近それが続いているかどうか、確認させていただきました。
「私は意志が弱いから、何度も失敗したけど、今度は、もう8ヶ月も続いてるから、これで大丈夫だと思うのよ」
「本読むだけで簡単に止められるの。魔法にかかったように。。」
そう言って教えてくださった本の題名も、著者名も正確でしたし、とても意志が弱いなんて思えないほど、自信に満ちてらっしゃいました。
そのお顔がいいな。と思ったので、私も参考までにと読ませていただきました。
残念ながら私には、効果のほどを試すことができないのですが、必要な方にはご紹介してもいいのかな?と思ってここに書きました。
・・・思い上がりかもしれないけれど、お二人にお会いする順番が逆だったらな・・・









