『 秘密 』
は確か映画化もされているんですよね? 広末涼子さんが奥様役をしたんですよね?
この作品…スキーバスの事故から始まるんですが、それがキッカケとなり、「妻の身体」は死んでしまう。
意識を失ったままとはいえ、奇跡的に一命を取り留めた娘は、目覚めたとき「中身」が「妻」になっていた。
娘の身体に入っている、妻との奇妙な生活。
その生活の中で妻は妻なりの葛藤があり、夫には夫なりの葛藤がある。
こういうとき、やっぱり女のほうが順応力は高いのかもしれない。 切り替えも早いのかもしれない。
もしも娘の意識が戻ったら…そう考えたときに妻が選んだ「生き方」は、娘のためにしっかりとした「器」を作っておくということ。
それは、妻自身が2度目の人生を小学校6年生から始められるという機会でもあった。
娘が高校生になった頃、夫婦の間にも色々と問題は生じてくる。
そこからの展開は早かったですね。
それまでの、ちょっと奇妙で・・・でもほのぼのした印象とは真逆の、気まずいというか…ゴクリと息を呑むような思いで読みました。
最後の最後に現れる「秘密」、結局自己解釈するより他は無いのですが・・・実際作者はどういう意図で最後のこの「秘密」を書いたのだろう?
ミステリアスで、ほのぼのしてて、それでいてちょっと泣かせる作品って感じです。
勿論メインは事故の被害者と遺族である家族となりますが、同じ事故に巻き込まれた被害者たち、それから加害者となったバスの運転手の家族なんかも登場し、作品を盛り上げています。
「夫婦」って? 「家族」って?
そんな問いを投げかけられているような作品だなという感想でした。
やっぱ東野作品は面白い∑(ノ∀`*)
↓今度はベストセラー本チェックして買おうかな?
