【掲載開始日】2009年11月 2日
結婚して10年目に入った、思い出してみれば妻の父親に初めてあったのは何時だったか忘れてしまった。
でも、彼女との結婚を許しをいただく為の挨拶をしたときの事は覚えている。
付き合って三年も経っている 彼女の父親にも何度か会っているのに、この時ばかりは いつにもまして緊張していた。
挨拶の為に手に持っていたのは 彼女の父親が好きだと言っていたウイスキー 『響』 確か17年だった。
しかし、月並みなセリフの「娘さんをください」という言葉はなぜか抵抗があった。特に「ください」と言うのが 一緒に生きて行く一人の人間にたいして失礼な気がしたのだ。
そして いつもモジモジしてしまう自分が 考え抜いて決めたセリフは、「娘さんと結婚させてください」だった。こちらも月並みと言われれば それまでなのだが 緊張の度合いから言えばイッパイ イッパイの言葉だった。間もなくして「娘をよろしく」という父親の言葉に 安堵の気持ちを浮かべたのは今でも覚えている。
そして 彼女の父親が「 酒 でも飲むか」 と開けてくれた 『響』 、噂では聞いていた美味を 私はこの時 初めて口にした。気持ちの高まりも混ざってか 表現することすら出来ないが格別に美味しかったのだけは忘れることができない。
いつかは 僕の父親にもなった あなたと また こうして 『響』 を 交わし合いたいと思っていた。そんな今年 『響12年』 が発売となった。
妻と出会って12年過ぎたこの年 彼女を この世に授けてくれて、僕に 『響』 の味を教えてくれた あなた 『お父さん』 へ ありがとうと感謝の気持ちとともに 新しい『響12年』を贈贈りたいと思う。 そして17年後・30年後と この気持ちを続けられることを 祈り・心に誓って・・・。


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